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夜の大阪駅

1990年代の大阪駅は、そこここにまだ国鉄時代の名残りを留めた風景がありました。
特に、夜行列車が入線すると、ホームの雰囲気は一変したことを覚えています。 東京の上野駅地上ホームの、あの光景が、大阪駅では普段のホームで見る事が出来たわけです。

485系世代の車両達は、役割を特化して設計されていましたので、同じ区間でも全くイメージは異なりました。
雷鳥として、3往復が新潟行の時代、夜行でも2往復の新潟行が設定されていました。

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その一つ、寝台特急「つるぎ」は、常に「日本海」と車両を共通使用していました。
同じ車両、同じ寝台特急でも、片や日本海1・4号は、倍の距離を函館まで走っていましたので、つるぎでの運用はとても楽だったと思います。 東海道ブルートレインや日本海、トワイライトエクスプレスが10番線出発だったのにこちらは11番線から出発するという意味合いからも、「雷鳥」系統と呼べたかもしれません。

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真っ青になってしまいましたが、583系を使用していた急行「きたぐに」も、新潟行、11番線出発でした。
個人的には一番好きな電車です。 ボンネット型も好きですが、何より、乗っていて楽しい車両だったのは583系でした。

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167系を使用して多客期に運行されていたのが、「ちくま」「くろよん」です。 定期「ちくま」もありましたが、この急行も風情がありました。 そして、急行型とはいえむしろ修学旅行用として製造された167系は、出入口の扉が狭くて、165系とは違った雰囲気を持っていました。 11番線ホームの、この急行型電車のドアとのホーム段差も、風情を感じてしまいます。 懐かしいです。

昔の列車には、その名前が地域を謳う水先案内人のようなキャッチコピー感があったものですが、どうしてこうも、地域感の無いネーミングを付けるようになってしまったのでしょう…。
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